ネコちゃんの病気について
About Cat Diseases

ネコちゃんは人間に比べて成長のスピードが速く、年齢を重ねるごとにさまざまな病気のリスクが高まります。生涯を通じてまったく健康トラブルがないというケースは珍しく、多かれ少なかれ何らかの疾患を抱えることが一般的です。
そのため、飼い主様がネコちゃんに多い病気のリスクや症状を理解しておくことで、早い段階で異変に気づき、適切な医療を受けさせやすくなります。
日頃からネコちゃんの様子をよく観察し、小さな変化にも気を配ることを心がけましょう。適切な知識を身につけることで、大切なネコちゃんの健康を守る手助けになります。
疾患例一覧
List of Disease Cases
ネコちゃんに多く見られる病気の一部をご紹介します。
次のような症状が現れた場合は、できるだけ早めに受診されることをおすすめします。
消化器疾患例

便秘
年齢とともに便秘のリスクは高まり、特に骨盤骨折を経験した猫では発症しやすくなります。慢性化すると治療が難しくなるため、排便の姿勢を取っているのに便が出ないことが多い場合は、早めにご相談ください。

毛球症
猫は毛づくろいをする習性があるため、体毛を飲み込んでしまいます。嘔吐や便とともに排出されれば問題ありませんが、うまく排出できないと胃炎や便秘の原因になることがあります。

誤食・誤飲
犬に比べると少ないものの、猫にも誤飲のリスクがあります。飲み込んだものによっては深刻な状態を引き起こす可能性があるため、普段と様子が違うと感じたら、早めにご相談ください。
皮膚疾患例

アレルギー性皮膚炎
食べ物によるアレルギーのほか、蚊やノミに刺されることでも発症することがあります。主な症状として、発疹やかゆみ、皮膚の炎症などが挙げられます。必要に応じて投薬治療を行いますので、気になる症状があればご相談ください。

皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌というカビが原因で発症する疾患で、脱毛や円形脱毛が見られることがあります。フケや皮膚の赤みを伴うこともあり、特に頭部、耳、四肢に症状が現れやすいです。人にも感染するため、注意が必要です。

疥癬
ダニによる感染症で、頭部や耳、四肢に発症しやすい疾患です。かゆみ、フケ、脱毛、皮膚の乾燥などの症状が見られます。ほかの猫に感染する可能性があるため、症状が見られたら早めに受診をおすすめします。
眼の疾患例

結膜炎
猫カリシウイルス感染症や猫ウイルス性鼻気管炎、クラミジア感染症にかかった猫に多く見られます。目ヤニや白目の充血、流涙などの症状が現れ、ウイルス感染が原因の場合は口内炎や咳、くしゃみを伴うこともあります。重症化することもあるため、気になる症状があれば早めに受診してください。

角膜炎
角膜の炎症は外傷やウイルス感染によって発症します。かゆみや白く濁るといった症状が現れ、進行すると角膜の損傷が悪化し、視力に影響を及ぼすこともあります。早期治療が重要ですので、目の異常を感じたらすぐにご相談ください。
腎臓・泌尿器疾患例

腎不全
年齢を重ねると発症しやすくなる疾患で、特に慢性腎不全は命に関わることがあります。腎機能の低下によって食欲不振、嘔吐、多飲多尿といった症状が見られます。急性腎不全は進行が早いため注意が必要ですが、早期治療によって腎機能の回復が見込める場合もあります。

膀胱炎
膀胱炎は尿結石や細菌感染のほか、ストレスが原因で発症することもあります。残尿感があるため頻繁に排尿姿勢を取るものの、尿の量が少なく、場合によっては血尿が見られることもあります。

尿道閉塞
オス猫に多く見られる疾患で、尿道に栓子や結石が詰まることで発症します。頻尿の傾向が強くなりますが、尿道が完全に閉塞すると短期間で尿毒症を引き起こす可能性があるため、早めの治療が必要です。
